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英語学習書の編集者とネイティブ校閲者による英語やアメリカ文化の解説ブログ

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Kindleで洋書を読む〜自動辞書wordwiseを活用〜

出版業界では「Kindleより紙を読むべきである」という意見が多数なのは承知していますが、私は紙の書籍以外にKindleも使っています。

 

きっかけは、海外に引っ越すことが決まったタイミング。蔵書をすべて海外の家に運ぶのは現実的ではないので、海外生活のお供にKindleを手にしました。

 

やはりKindleは持ち運びに便利です。美容院のお供にKindleを持っていくし、子連れのときもカバンに忍ばせます。子どもと出かけるときは、必ず子ども向けの単行本を2、3冊持っていくので(これが重い!)、自分用に紙の本を運ぶ余裕もなく……!

 

特に洋書はKindleで購入して読むことが多いです。

 

  • 紙で買うより安価(半額以下もザラ)
  • 書店に行っても読みたい洋書が置いていない場合が多い
  • 紙の洋書だと、フォントが小さすぎる
  • Kindleで読めば、わからない単語をタップするだけで英和辞書か英英辞書が機能する
  • Kindle上で覚えたい言い回しにハイライトをつけておけば、学習に使える(読後にハイライトした部分をまとめて連携済みのメールアドレスに送信もできる)

 

こんな理由で、近年は、洋書は100%Kindleで読んでます。大学生の頃は紙の洋書を買ってた(それがオシャレだと思ってた)けど、洋書のペーパーバックって紙質的に傷みやすいと思います。20年くらい前に買ったCatcher in the Ryeとか、細かいシミがついちゃってるし。

 

Kindleは、英語を学ぶ人にとって便利なツールだとも感じています。

 

わからない単語があれば、その単語をハイライトすれば液晶上でスグに意味を表示できます(英和辞書と英英辞書あり)。私は辞書機能に加えて、Word Wise機能で読んでいます。

 

Word Wiseは元々英語ネイティブの子ども向けの機能です。難易度が高めの単語の上に、簡単な英語で意味が出てきます。難しい単語には自動的に英英辞書が出てくるイメージです。

 

Word Wiseが出ている画面は、このようになります。

 

Word Wiseの設定方法

① 「Aa」から設定する

設定するのは簡単で、まず、Kindleを起動させて上のほうをタップさせ、アルファベットの「Aa」を表示、タップします。

 

②「その他」を選択

出てきた項目から「その他」をタップ。

 

③「Word Wise」を選択

「その他」の項目が縦に並んでいるので「Word Wise」をセレクトしてオンにする。

上の画像だとオンになっている状態です。これで辞書とKindleをいったりきたりせずに、シームレスに洋書を楽しみながら学習できます。

 

ちなみに今読んでいるのが、アメリカ副大統領のJ. D. ヴァンスの自伝で、アメリカでんベストセラーになっているHillbilly Elegyです。映画『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』を見て、もっと「アメリカ白人の貧困層」について深く理解しておきたいと思い、原作を読んでいます。

英語版


Hillbilly Elegy: The Internationally Bestselling Memoir from Trump’s Vice President of the United States (English Edition)

 

日本語版(Kindle


ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~ (光文社未来ライブラリー)