『プラダを着た悪魔2』を見てきました!
午前中完全仕事をオフにして、8時40分から二子玉川で。
(一部ネタバレを含みます)

前作の大大大ファンっていうわけではないのですが、冴えない主人公が鬼編集長のもとでどんどん綺麗でオシャレで洗練されていくさま、確実にキャリアをつけていくさまは見ていてやっぱりテンション&モチベーションが上がるので好きな映画の1つです。
2を見る前に前作を見直して、前作の原作(洋書)を読み終えるのが目標だったんだけど、原作はまだ2割程度しか読み進めておらず。。これから頑張ります(原作は「簡単だから、読みやすいから」と英語学習者にオススメされていることが多いけど、英語はそれなりに難しいと思います。注意)。
さて、2の内容は、主人公のアンディが相応のキャリアとファッションセンスをすでに身につけてるので、「そこから」の物語を描くとなると、彼女自身の成長っていうよりは、「今の時代のなかでジャーナリズムや雑誌文化がどう存続していくか」をメインテーマに置くしかないよね〜と予想していました。実際にそれが主題として最初から最後まで描かれています。
あとは絶対「ポリコレ祭り」になるでしょって思っていたけど、やはりそうでした。Sex and the Cityが白人4人の女性が白人男性と恋に落ちる話がメインだったのが、And Just Like That...で有色人種、同性愛など、全方位に配慮して「白人だけで完結しない物語」に仕上げているのと一緒です。
『プラダを着た悪魔2』では主要キャラクター4人は白人ではあるものの、アシスタントやプロジェクトメンバーに黒人系、アジア系、男女をバランスよく配しています。おそらく「ほぼ白人メンバー」でキャストすると批判を浴びるのが目に見えているからでしょう。前作では冷静に考えると超絶パワハラ人間だったミランダが少し丸くなっているのも、時代を考慮してのことかと。
職場のプロジェクトメンバーにアジア系の男性が入っていたりするのは、それもあり得るのでは?(実際はわからないけど)と思わなくもないのですが、プライベートのコミュニティに白人・黒人・アジア系が交わることってあまりないのではないか…と思ってしまいます。前作から思っていたことだけど、「白人(アンディ)と有色人種(リリー)の親友ってかなり珍しいのでは?」って思っていました。
かれこれもう10年以上前にバンクーバーに少し住んでいた頃、友達(日本人)の彼氏が白人で、その彼が「バンクーバーの人口の半分以上はアジア系だし、ラテン系も多いけど、幼稚園、小学校から高校までの学生生活、僕は「白人オンリーのコミュニティ」で過ごしてきたし、まわりもそう」と言っていたのを思い出します。
要は、地域自体は色々な人種が住んでいて多様性があるものの、コミュニティ単位では白人と有色人種が交わることがなく、それが普通だということです。
今の小さい子たちは、どういうコミュニティを作っているんだろう? むしろ今のアメリカの政権を考えると、もっと分断されているのでは? なんて考えてしまいます。こういうのは実際に現地に住んで肌で感じないと見えてこない部分ですね。
話を映画に戻すと、2の中では色々な仕掛け(前作へのオマージュ)があって、それを見つけ出す楽しみもありました。最初のシーンで水色の「似たような」ベルトが露天で並んでいたり、最後のシーンでアンディが着こなしているニットの色がドンピシャだったり(!)、マドンナのVogueの音楽に合わせてどんどんファッションが切り替わっていくのは、やはりテンションが上がりました。
セリフも印象的なものがいくつかあって、でも正確に拾いきれていないので、これから調べていきたいです。ミランダの口からThat's all.がいつ出るのか、ずっと待っていたんだけど、前作よりもずっと少なくて、大事な、大事なシーンで言わせていました。スクリプトライター、うまいな〜。
Break a leg.(頑張って)、face the music(困難に向き合って←映画の字幕中だと「現実を見ろ」と訳されていた気がする)など、英語の勉強になりそうなフレーズもたくさん盛り込まれていました。
最後、車でミランダとアンディが話すシーンも前作へのオマージュかと。このシーンのミランダのセリフを聞いて「私、おばあちゃんになるまでずっと働くんだろうな」と何だか悟ってしまった(笑)。前作と同様、今作も仕事へのモチベーションを上げてくれる映画です。ということで、仕事に戻ります!