第1文型は一番シンプルな文型です。主語(S)と動詞(V)で成り立ち、目的語(O)や補語(C)がつきません。
The road ends here.
S V
ここで行き止まりだ。
例えばこの文、S+Vで成り立っていますね。
「hereがあるよ!」と気になった方は多いはず。このhereは副詞と呼ばれるもので、副詞はSVOCのどれにもなりません。なので第1文型とか文型の話をしているときに、極論を言えば、副詞は無視してOK! 私は副詞はよく( )でくくってしまい、SVOCの要素とは別物と一目で分かるようにしてしまいます。
The road ends (here).
S V 副詞
( )をつけるとこんな感じです。
ここで大事なのが、第一文型の文は、シンプルに見えて、ほとんどの場合、動詞の後に副詞を伴うということ。
I live (in a small town).
S V 副詞句
私は小さな町に住んでいる。
ここで使われているlive(住んでいる)だと、この後に必ず住んでいる場所や住んでいたときを表す語句が必要になってきます。それを表すのが副詞です。
in a small townは、数語がまとまって副詞の役割を果たすので、副詞句と言います。
1語のときは副詞、2語以上なら副詞句です。
She was smiling(at me).
S V 副詞句
彼女は私に微笑みかけていた。
これはどうでしょうか。これは動詞が〈be動詞+動詞のing〉なので進行形の文です。
wasなので過去進行形で、「過去の一定時間、彼女が私のほうを見て微笑みかけていたんだよ」と言っている文です。
想定できる状況を詳しくいいましょう。私(子ども)が公園で遊んでいて、そこにベンチに座ったおばあさんがいたとします。子どもの姿がかわいくて微笑ましてくて、おばあさんは子どもを見て微笑んでいました、といったシーンですね。
ちなみにsmileが表すのは、あくまでも「微笑する、微笑む」であって、普通は善意ある笑いを指します(嘲笑にはならない)。人を見て声を出して笑うと言いたいときはlaughが適切です。
まとめ
第1文型はS+V。
Vのあとに副詞(句)が続くことが多い。