「英語を話したいなら、まずは国文法をマスターしなければ」ということで、英語を学ぶうえで必須の文法用語を説明していきます。
今回は名詞の話です。
名詞の定義
- 人・ものの名前や概念を表す語
- 文中で主語・目的語・補語になる
- 前置詞の目的語にもなる
名詞=人・ものの名前や概念を表す
では、具体的に名詞にあたる単語を挙げていきましょう。
人・ものの名前の例
Tom(トム)
dog(犬)
dictionary(辞書)
概念の例
idea(考え)
truth(真実)
peace(平和)
「概念」は分かりにくいかもしれません。これは、目に見えて手でつかめる物体ではなく、頭の中で思い浮かべられるものを指します。
名詞が文中で「主語」になる例
ここからは英文中で名詞がどんな役割を果たすのか見ていきましょう。
I arrived at the hotel in Shibuya.
S V
私は渋谷のホテルに着いた。
(S=主語 V=動詞)
名詞 I(私)が、文中で主語になっています。
なお、主語とは動作の主を表すものです。この場合「着いた」という動作の主はI(私)ですね。
名詞が文中で「目的語」になる例
「目的語」は「対象語」と捉えたほうが分かりやすいので、私は「対象語」と呼んでいます(参考記事:目的語は対象語と訳すのが正解!)。
英文のOがObject(目的語=対象語)を意味します。
I teach English.
S V O
私は英語を教えている。
英語は言語。「ものの名前」なので名詞ですね。
Englishがteach(教える)の対象となっています。
名詞が文中で「補語」になる例
He is a student.
S V C
彼は学生だ。
補語はComplementの頭文字でCと表します。
このSVCは第二文型と言います。Cの部分を見てみると、student(生徒)で名詞が来ていますね。
名詞が「前置詞の目的語」になる例
I live with Eric.
前置詞 + 名詞
私はエリックと住んでいる。
「前置詞の目的語」というと小難しく聞こえますが、これは単純に〈前置詞+名詞〉の語順で使うと理解できればOKです。
with(〜と一緒に)の「一緒に」の「対象」がEricと考えましょう(ここでも「目的語」より「対象語」と捉えたほうが理解しやすい)
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ライティング: つばめパブリッシング