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It is 構文(不定詞の名詞的用法)を深掘り!

本記事では、It is構文について詳しく解説していきます。中学校で習う文法ですね。

 

そもそもIt is 構文は不定詞の仲間です。不定詞の基本は、こちらの記事に書いています。

english-gogaku.hatenablog.com

 

 

It is 構文とは?

〈It is ... to 〜〉のポイント

  1. 〈to〜〉の部分は不定詞の名詞的用法
  2. 「〜することは...だ」と訳し、itは訳出しない
  3. 意味上の主語は〈for+人〉で表す

  

では文例を見てIt is 構文に迫りましょう。

 

It is not easy to speak English fluently.

流暢に英語を話すことは簡単ではない。

 

実は、It is 構文は元々は以下の文を書き換えたものになります。

 

To speak English fluently is not easy.

  主語 (不定詞 名詞的用法)

 

この文ではTo speak English fluentlyは不定詞として主語になっています。不定詞の名詞的用法です。

 

It is 構文のほうを見ると、to speak English fluentlyは後半に移動しています。その代わりに主語にItを置きます。

 

このItを形式主語と呼びます。このitは便宜上置いた形式的な主語なので「それ」と絶対に訳しません

 

一方で、移動させたto speak...は真主語と言います。「本当の、真の主語」はto speak...なので、これを真主語と呼ぶのです。

 

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 It is 構文が好まれる理由!

これまで紹介した2つの文は文法的にはどちらもOKですが、実際にはIt is構文のほうが好んで使われます。なぜでしょうか。

 

答えは、「英文はtop-heavyな文が嫌いだから」。

 

top-heavyは「頭でっかちの、不安定な」という意味。なので、top-heavyな文とは、「文の前半が長ったらしくて、文意がつかみにくい文」のことを指します。

 

文の前半(=主語)が長すぎると、文の意味を決定づける動詞や形容詞にたどり着くまでの時間が長くなります。

 

そうすると、そもそも文が肯定文なのか否定文なのか、動詞や形容詞はどんなものが来るのかなど、最後まで分かりません。終盤まで意味が予想できない悪文となるのです。

 

top-heavyな文は、会話ではもちろん、明確な文章が好まれるビジネスや論文においても嫌われます

 

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意味上の主語は〈for+人〉で表す

It is 構文に「(誰々)が」と、動作主を加えたいときは普通〈for+人〉で表します。形容詞easyのあとに〈for+人〉を続けます。

 

It is not easy for me to speak English fluently.

私にとって英語を流暢に話すことは簡単ではない。

 

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「意味上の主語」なんていうと小難しいですが、「誰が」にあたる部分と考えてください。

 

以上、It is 構文を深掘りしました。

 

主語を長ったらしくするよりもItで置き換えたほうがシンプルで読みやすい文になります。是非使ってみてください。

 

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ライティング:つばめパブリッシング