本記事では日常でもビジネスでもよく使う形容詞busyの用法を詳しく解説していきます。
「忙しい」の基本形は、I'm busy with 〜.
言わずもがな、「忙しい」を表す最も一般的な語はbusyです。ただ、I'm busy.(忙しい)とだけ言い放つと、ぶっきらぼうで、マイナスな印象に。I'm busy with 〜.の文型を使って「なんで忙しいのか」まで伝えられるようにしましょう。
I'm busy with work.
仕事が忙しいんだ。
I've been busy with work.
(このところ)仕事が忙しいんだ。
過去のある時点から今まで、忙しい状態が継続していることを伝えたいときは、現在完了形にすれば自然です。
実はこれ、I'm busy at work. / I've been busy at work.と、I'm busy at 〜.にしてもOKです。
atとwithの違いはあるの?
atだと「職場で仕事が忙しい」ニュアンスが伝わるよ。
職場でも在宅でも使える汎用性の高い表現は、I'm busy with 〜.と言えそうですね。このように整理して考えるとよいでしょう。
- 〈with+work〉だと〈付帯を表す前置詞+work(=仕事)〉
- 〈at+work〉だと〈場所を表す前置詞+work(=職場)〉
もう少し例文を挙げておきましょう。
I’m busy at[with]work, so it will be a few days before I respond to your email.
仕事が忙しくてメールの返信に数日かかりそう。
Sorry I haven’t called you recently. I’ve been busy at[with]work.
最近電話できなくてごめん。仕事で忙しくて。
I'm busy -ing.は「今まさにしていること」で忙しい
I'm busy -ing.も同じ意味になるの?
これは少しニュアンスが違ってくるよ。「ちょうど今しているっていう臨場感」が出てくるね。
busyというと〈busy -ing〉の文を聞いたことがある方も多いはず。I'm busy -ing.は、次のようなシーンで使うとピッタリです。
A: Mommy, please play with me.
B: Sorry, I can't. I'm busy working.
子どもがお母さんに「遊んで!」とせがんだところ、母親は「仕事で忙しいので無理」と謝っていますね。
これは「今、ちょうど仕事をしているところだから、他のことができない」ニュアンスです。I'm busy with work.と言うよりも臨場感が出てきます。
I'm busy -ing.で、少し違うニュアンスの例文も見ていきましょう!
I'm busy working all day.
1日中働くのに忙しいんだ。
これは「1日中ず〜っと忙しくて、working, working working!!!!」といった状況をイメージしてください。
I'm busy working on this project.
私はプロジェクトで忙しい。
これになると「ちょうど今」のニュアンスからは離れます。〈on+具体的な仕事内容〉が来るので、「〜に集中している」といった意味合いに。
そういうわけで、同僚と休憩しているときに、I'm busy working on this project.と言っても不自然ではありません。例えば、プロジェクトで数ヶ月にわたって忙しいときなどに、是非使ってみてください。
マトメ
- I'm busy with work. = 仕事で忙しい
- I'm busy at work. = (職場の)仕事で忙しい
- I'm busy working all day. = 仕事で1日中忙しい
以上、busyの基本的な用法でした。
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