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完全版 助動詞mayの用法

助動詞の用法を紹介しているシリーズ、今回はmayを深堀りしていきます。

丁寧な許可(〜してもよい)

May I 〜?で「〜してもよろしいでしょうか」と丁重に相手に聞く表現になります。

May I have your name?

お名前を頂戴してもよろしいでしょうか。

 

A: May I go now?

B: Sure. / Why not? / Certainly.

A: もう行ってもよろしいでしょうか。

B: もちろん。

May I 〜?で聞かれて「いいよ」と言いたいときはSure.のほか、Why not?Certainly.で承諾します。

 

このとき、Yes, you may.と言うと「よろしい」と上から目線に聞こえるので注意しましょう。

You may go home now.

もう家に帰ってよろしい。

これも高圧的な響きがするので、目下の人や子どもに使う可能性はあるものの、ニュアンスを理解して使い方に注意したほうがいいでしょう。

 

「「May I 〜?」は古めかしい表現で、今では使わない」と解説している参考書を目にしたことがあるけど、May I 〜?は現代の英語圏でも普通に使うよ!!

 

本サイトのアメリカ人校閲者から、「アメリカの学校ではCan I 〜?よりMay I 〜?を使いましょうと教えられる」と聞いています。こちらに関しては他の記事にまとめています。

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また、Can I 〜?, May I 〜?, Could I 〜?の丁寧度やニュアンスの違いはこちらの記事に書いています。

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推量(〜かもしれない)

couldmightなどの他の助動詞と同様に、mayにも推量の用法があります。確信度としては50%くらいで「たぶん〜だろう」を表します。

It may snow tonight.

今夜雪が降るかもしれない。

 

過去のことに対する推量(〜だったかもしれない)

mayは〈may have+過去分詞〉で、過去の推量を表します。

He may have arrived in Tokyo a little earlier.

彼は少し早く東京に到着したかもしれない。

100%の確信がなくても「たぶんそうかなぁ」と思い当たる節があるときにmayで表現します。

 

許可(〜しても差し支えない、できるかもしれない)

How much did you pay her, if I may ask?

もしお聞きしても差し支えなければ...彼女にいくら払ったんですか。

日本語にするのが少し難しい表現です。この用法は「容認」「可能」を表し、この例文の場合は、直訳は「もし私が聞くことが許されるならば」となります。

 

I'd like to open the door, if I may.

差し支えなければ、ドアを開けたいです。

これはif I mayのあとにopen the doorが省略されているよ。「もしドアを開けることが許されるならば、開けたいのですが」と丁寧に許可を求めているね。

 

I'd like to open the door, if I may.

差し支えなければ、ドアを開けたいです。

 

First-class passengers may carry three pieces on baggage.

ファーストクラスのお客様はお荷物を3つお持ち込みいただけます。

こちらは航空会社がルールを乗客にアナウンスするときの文だね。こういった文ではニュートラルに規則を伝えているだけで「上から目線」のニュアンスはないよ。

〈May+主語+動詞...〉で祈願

こちらはMayのあとに主語と動詞が続く特殊な文で、メッセージカードで定型文としてよく使われます。

May you find hope and peace this joyous season.

この喜びに満ちた季節に希望と平和を手にできますように。

こちらはクリスマスカードのメッセージとして定番の表現です。

 

May he rest in peace.

彼が安らかに眠りますように。

こちらは故人の死を悼むときに使う表現です。

 

譲歩(〜だろうが...)

He may be smart, but he doesn't understand how people feel.

彼は賢いかもしれないが、他人の気持ちがわからない。

譲歩とは、逆接の一種です。まず「Aという事柄を正しい」と仮定するのですが、その後に異なるBという内容を述べる表現ですね。

 

Whatever you may say, your son won't change his mind.

あなたがなんと言おうと、息子さんは考えを変えないでしょう。

話し言葉ではWhatever you sayと、mayをよく省略します。mayを入れるほうの表現は、書き言葉としてよく使われます。

 

以上、mayの用法でした。mayの核となる用法は「許可」と「推量」なので、どこから手をつけたらいいかわからない方は、まずは2つの用法から押さえていきましょう。

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