丁寧にお願い、依頼するときに使われる表現として 〈I was wondering if/whether 主語+動詞〉があります。
家族や友人に何かお願いするときから、職場でフォーマルに依頼するときまで、幅広く使うこの表現をフォーカスしていきます。
- I was wondering if/whether...の定義
- 助けを求める、丁寧に依頼するI was wondering if/whether
- 丁寧に意向をたずねるI was wondering if/whether
- ifとwhether、どちらを使う?
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I was wondering if/whether...の定義
LongmanではI was wondering if/whether...を次のように紹介しています。
- used to ask someone politely to help you(誰かがあなたに助けを求めるときに使われる)
- used to ask someone politely if they would like to do something(相手が何かをしたいかどうか相手に丁寧に尋ねるときに使われる)
〈I wonder/wonderd if/whether 主語+動詞〉も同じ意味になるよ。ただしI was wonderingやI wonderedのように、過去形を使ったほうが丁寧だね。
助けを求める、丁寧に依頼するI was wondering if/whether
まずは、上に紹介した1の用法をいくつか例文を見ていきましょう。
Excuse me, but I wonder if/whether you could help me.
すみません、手伝っていただけないでしょうか。
〈I wonder/wondered/was wondering if you could ...〉の形でよく使うので覚えておきましょう。
I was wondering if/whether you could babysit this Sunday.
日曜日に子どものお世話をしていただけますか。
「I was wondering if/whether ...は相当丁寧な表現だからビジネスでしか使わないんじゃない?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし実際には家庭内や友達同士でも使います。
筆者が以前カナダでルームシェアしていたとき、私よりいくつか年上のネイティブのアメリカ人と生活していたのですが、彼女が私に何かお願いをするときにI was wondering if/whether ...を使ってくれていました。
丁寧に意向をたずねるI was wondering if/whether
次は2の「used to ask someone politely if they would like to do something(相手が何かをしたいかどうか相手に丁寧に尋ねるときに使われる)」の用法を説明します。
I was wondering if/whether you'd like to have dinner with me sometime.
いつか私と夕ご飯を食べに行くのはどうでしょうか。
丁寧で相手に負担のかからない誘い方で、友人を誘うときやデートの申し出にも使える表現ですね。you'd like toはyou would like toの省略形です。
We were wondering if/whether you'd like to come with us for lunch.
私たちと一緒にランチでもどうかなと思いまして。
主語をIではなくWeにした形もよく見られます。
I was wondering if/whether I could open the window?
窓を開けてもよろしいでしょうか。
窓を開けることが相手にとってよいことなのかどうか、丁寧に意向を尋ねています。Can I open the window?(窓を開けていい?)とカジュアルに聞くよりも、ずっと丁寧な言い回しです。
ifとwhether、どちらを使う?
結論を言えば、〈I was wondering if/whether 主語+動詞〉や〈I wonder/wondered if/whether 主語+動詞〉のフレーズ内ではifとwhetherのどちらを使っても構いません。whetherのほうがかしこまった言い方で、使用頻度としては、ifのほうが圧倒的に多いです。
試しに、Google Books Ngram Viewerで、wonder ifとwonder whetherのどちらの出現頻度が高いか比べてみました。結果は一目瞭然、ifの頻度が高いですね。