本記事では、Would you mind not -ing?の解説をしていきます。これは「〜しないでいただけますか」「〜しないでもらえる?」とお願いするときに使う表現です。
- Would you mind -ing?をnotで否定した疑問文
- Would/Do you mind not -ing? が皮肉に聞こえるとき
- Would you mind not -ing? が丁寧に聞こえるとき
- 丁寧か丁寧ではないかは文脈次第
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Would you mind -ing?をnotで否定した疑問文
これは元々はWould you mind -ing?「〜していただけませんか」に否定のnotが入った形です。notは必ずmindのあと、-ingの前に入るので注意しましょう!
ちなみにWould you mind -ing?は、「〜していただけませんか」と丁寧に依頼、お願いする言い回しでしたね。Would you mind -ing?に関しては、こちらの記事で詳しくまとめています。
Would/Do you mind not -ing? が皮肉に聞こえるとき
Would you mind not -ing?は、実は皮肉的に何か制するときに使うことがあります。Do you mind not -ing?も同じです。
Would/Do you mind not biting your nails?
爪を噛むのをやめてもらえませんか?
これは命令文のDo not bite...と同じ意味になります。
Would/Do you mind not biting your nails?には、少し皮肉っぽいニュアンスが込められているよ。Sounds snarky/sarcastic.(皮肉に聞こえる)
あなたの隣でずっと家族が爪を噛んでいるのを想像してみてください。最初は我慢していたけど全くやめないので我慢の限界を超えて指摘するときに、英語でこのように言います。「うんざりしているんだけど、やめてもらえるかな」といったニュアンスを含みます。
Would/Do you mind not biting your nails?は、丁寧さよりも話し手のイライラが前面に出た表現です。
Would you mind not -ing? が丁寧に聞こえるとき
次に丁寧な文を紹介しましょう。
Would you mind not having a lesson next week?
来週は授業を休んでもよろしいでしょうか。
さっきの爪の文とは打って変わって、謝罪の気持ちを込めたトーンでこう伝えると、申し訳ない気持ちが伝わります。これは丁寧な表現と言えるでしょう。
Do you mind not -ing?でも文法的には正しいです。しかし、より丁寧な気持ちを込めたいならWouldのほうが適切です。
丁寧か丁寧ではないかは文脈次第
元々Would you mind -ing?は「丁寧な依頼、お願い」として使われる言い回しでしたね。だからWould/Do you mind not -ing?は丁寧にやめてほしいことを伝える表現かと言われると、毎回そうとは限りません。
丁寧かどうかは、内容、文脈、声のトーン、話し手と聞き手の関係性によって決まるので注意しましょう!
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運営者:余田志保
ベレ出版さんのnote記事で連載を担当しました。アメリカ、中国、日本の言語、文化比較をしています。