suitは色•服などが似合う
〈色•服など+suit+人〉で「人に〜が似合う」という意味になります。主語に人が来ることはなく、色や服などが来ます。
ピンクが本当に似合うね。
The dress suits you. You look beautiful.
そのドレスに合っているね。きれいだよ。
Do you think this color suits me?
-Yes, it suits you very well.
この色は私に合うと思う?
-うん、すごく似合っているよ。
文法的な説明を続けると、受け身形になることはありません。また、suitで「〜が似合っている、似合う」という状態を表しており、普通は進行形にはしません。
× You are suited the dress.
× The dress is suiting you.
fitはサイズがぴったり合う
fitは大きすぎず小さすぎずにサイズが合うというときに使います。とりわけサイズが人の体型に合うと言うときに多用するのも特徴です。
This hat fits me perfectly.
この帽子はサイズがぴったりです。
XSサイズが合うはず。
shouldは助動詞で、この場合は推量を意味します。買い物をしていて、実際に試着する前に「いつもXSだから、きっと今回もXSが合うはず」と思って発言しているようなシーンを想像してください。
This refrigerator won’t fit in our kitchen. It’s too big.
この冷蔵庫はうちの台所に合わない。大きすぎる。
人の体型以外でも規格のサイズに収まるか話題にするときに使えます。〈fit in +場所〉です。
文法的にいえば、suitと同様にfitも受け身形にはなりません。稀に進行形になることがありますが、普通は現在形で使います。
match / go with は色•柄などが調和する
matchやgo withは「2つのものがあって、組み合わせたときの調和がとれている」と言いたいときに使います。matchとgo withは交換可能なこともありますが、go withのほうがカジュアルな響きに。
ちなみにmatchの中心的な意味は「釣り合うもの」。
それからmatchには名詞で「試合」の意味もありますね。試合は、釣り合った人(互角の人)同士が競争相手として競うものです。そのイメージで「調和する」の意味をとらえていきましょう。
さて「組み合わせ、調和」というと何を思い浮かべますか。組み合わせがいいか、調和がとれているかを重要視するものといえば、インテリア、ファッションから食事の食い合わせまで色々ありますね。例文を読んでいきましょう。
① 文型 1〈もの(主語)+match[go match]+もの〉
The hat matches[goes with] his T-shirt.
もの もの
その帽子は彼のTシャツと合っている。(服のコーデ)
The new rug doesn't match[go with] the sofa.
もの もの
新しいラグはソファと合っていない。(インテリアの調和)
さて、それぞれの文で何と何が調和しているのか注目してみてください。
「帽子とTシャツ(服)」
「ラグとソファ(家具)」
どれも同じカテゴリー内で比較していますね。これはmatch[go with] を理解するうえで重要なポイントです。
続いて他の例も見ていきましょう。次の2文はmatchに交換できない例なので注意!
Crime often goes with poverty.
貧困にはしばしば犯罪が伴う。
Meat dishes go well with most red wines.
肉料理と赤ワインはよく合う。
② 文型2〈主語+match+もの+to+もの〉
matchは〈主語+match+もの+to+もの〉の文型にもなり、この場合「2つのものを調和させる、組み合わせる」という意味になります。
The stylist matched the model's shoes to her dress.
主語 もの もの
スタイリストはモデルの靴をドレスに合わせた。(服のコーデ)
これをgo withで言い換えると次のようになります。
The model's shoes go with her dress.
そのモデルの靴はドレスと合っている。
まとめ
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ライティング: つばめパブリッシング
イラスト:田島ミノリ
英文校閲&解説協力:Brooke Lathram-Abe